Teamsが重くなる理由には様々なものがありますが、大きく分けてネットワーク環境をはじめとする外部に要因するものとPCのTeamsアプリ自体を起因とする内部要因の二つに分けることができます。本記事では二つのうち内部要因とその解消方法について解説します。
具体的な内部要因としては、Teamsの設定やTeamsの古い履歴やキャッシュが残っていることが挙げられます。その他にTeams以外のアプリやWebブラウザを多数立ち上げているとPCメモリを圧迫しTeamsに割り当てるメモリが少なくなり重くなることがあります。
次項からTeamsが重たい時の対処方法について説明します。
※Teamsの活用事例やTipsについては以下の記事でも詳しく解説しています。
知らないと損するTeamsの便利な使い方・機能<5選>【マネージャー向け】
Teamsの「削除」機能をチャット/ファイル/メンバー/チーム/レコーディング別に解説
「GPUハードウェア・アクセラレータ」が有効になっていることやPC起動時にTeamsアプリが自動的に起動するように設定されていると、PCメモリに高負荷をかけてしまいTeamsの動作が重くなることがあります。以下の設定に基づきそれぞれを無効にします。
Teamsの右上にある「…」をクリックした後に「設定」をクリックします。
「一般」でそれぞれを以下のように設定します。
①「アプリケーションの自動起動」→チェックを外し無効にします。
②「GPUハードウェア・アクセラレータを無効にする」→チェックを入れ無効にします。
以上で設定が完了します。「GPUハードウェア・アクセラレータを無効にする」にチェックを入れ反映させるにはTeamsアプリを一度閉じて再起動する必要があります。
Teamsでは様々なチャットやファイルを送受信します。過去に送受信したそのようなデータが蓄積するとTeamsアプリの動作が重くなることがあります。次の手順でそのようなデータを削除することができます。
以下のパスにあるTeamsフォルダにアクセスします。なお、PCの設定やWindowsのバージョンによってこのパスは異なることがあります。
C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Microsoft\Teams
隠しファイル設定によって上記パスが表示されないことがありますので、そのような場合は「表示」の中にある「隠しファイル」にチェックを入れるようにしましょう。
Teamsに影響が出ない範囲でTeamsフォルダ配下において削除できるファイルは以下となります。フォルダ自体は削除せずフォルダの中にあるファイルを削除するようにしましょう。また、念のため削除する前にバックアップを取ることをお勧めします。
▼削除しても良いファイル一覧
blob_storage
Cache
Code Cache
databases
GPUCache
images
Local Storage
logs
meeating-addin / Cache
Service Worker
Session Storage
tmp
watchdog
logs.txt
old_logs_xx.txt
watchdog_xx.json
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多数のアプリを起動しているとメモリを消費してしまいPC全体としてのパフォーマンスを低下させてしまうことがあります。使用しているメモリを確認し不要なアプリを終了するようにしましょう。
現在使用しているメモリを確認するには「Ctrl + Alt + Del」を押しタスクマネージャーを起動します。タスクマネージャーを見ると各アプリが使用しているメモリを確認することができます。メモリは70%以下に抑えることが理想です。不要なアプリは終了するか、Webブラウザであれば表示しているタブ数を減らすようにします。
Teamsで会議に参加しているとTeamsの動作が重くなることがあります。これまで説明したような対処法を行っても解消しない場合は、使用しているネットワークの問題が原因となっている可能性があります。そのような場合は、Teams会議ではカメラをオフにするかネットワーク環境が良いところでTeamsを使用することをお勧めします。
※Teamsの活用事例やTipsについては以下の記事でも詳しく解説しています。
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