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「ナレッジ共有の仕組み化」を怠ると生まれるリスク

June 4, 2023

皆さんの会社ではナレッジマネジメントツールは導入されているでしょうか?今日では会社のナレッジマネジメントツールが普及し、単純な徒弟制度だけでなくオンライン上で知識を蓄積し、組織的に情報共有するだけでなく現場の知恵なども共有する仕組み作りも進んできました。本稿ではこうした取り組みが進む中で、逆にそれを怠ってしまうと何が起こるのか?どのように克服したら良いかご紹介したいと思います。

それではまず、情報共有の仕組み化を遅らせることが、どのようなリスクをもたらすのかを詳しく見ていきましょう。

※効率的なナレッジ共有の方法については以下の記事でも詳しく解説しています。

Teams更新アプリを活用した報告書の運用・業務(タスク)状況の管理方法

Teamsを活用して日報・週報を自動で収集する方法

社内の情報共有が遅れることによる具体的なリスク

意思決定の遅延: 必要な情報が全ての関係者にタイムリーに伝わらないと、意思決定が遅れます。これはプロジェクトの進行やビジネスチャンスを逸してしまう可能性があります。

ミスの増加: 共有されていない情報や不十分な情報に基づいて行動すると、ミスや誤解が生じる可能性が高くなります。

従業員のストレス: 必要な情報が手に入らない、あるいは情報を探すために余計な時間を費やすと、従業員のストレスが増大します。

ナレッジ共有を遅らせることによる影響:効率性、生産性、イノベーションへの影響

ナレッジ共有の遅れは、企業のさまざまな側面に悪影響を及ぼします。

効率性の低下: すべての従業員が最新かつ正確な情報を持っていない場合、それぞれが独自の情報を探すか、または古いまたは不完全な情報に基づいて決定を下すため、全体の効率性が低下します。

生産性の低下: 一人ひとりが自分自身の情報源を探し続けると、生産性が低下します。これは、他のより重要なタスクに取り組む時間を奪います。

イノベーションへの影響: ナレッジ共有の遅れは、企業全体のイノベーションにも影響を与えます。新しいアイデアや洞察が広く共有されないと、新しいソリューションや製品の開発が妨げられる可能性があります。

このように、ナレッジ共有の仕組み化を怠ると、企業にとって様々なリスクと問題が生じます。それでは、次章以降ではこうした問題の発生する要因とその解決のステップについてご紹介します。

ナレッジ共有の遅れは上記のように様々な悪影響がありますが、主な要因は以下の2つになります。

1.導入の判断遅れ

2.導入するツールを間違える(効果的でない無料ツールを使ってしまう)

それぞれ詳しく見ていきましょう。

社内の判断が遅れる理由とその影響

企業における意思決定プロセスは、時には非常に時間がかかることがあります。特に新しいツールの導入、例えばチャットツールのようなものは、多くの要素を考慮する必要があります。それでは、具体的にどのような障害や課題があるのでしょうか?

コスト: ツールの導入や維持には費用がかかります。特に予算が限られている中小企業やスタートアップでは、大きな負担となることがあります。

セキュリティ: 企業内の情報は貴重な資源であり、外部に漏れると重大なリスクを生じます。そのため、情報が安全に保護され、同時に簡単に共有できるツールが求められます。

利用者の習熟: 新しいツールを導入すると、従業員がその操作方法を学ぶ時間が必要になります。この学習カーブは初期の生産性を一時的に低下させる可能性があります。

以上のような理由から、チャットツールの導入が遅れることがあります。しかし、これが企業にどのような影響を及ぼすのでしょうか?

短期的な影響:

情報の非効率的な流通: ナレッジ共有ツールが不足すると、情報の流通が非効率的になります。重要な情報が全ての関係者に届かず、誤解や混乱を招く可能性があります。

タスクの遅延: 質問がすぐに解答されない、必要な情報がすぐに見つからないなど、日々のタスクが遅れる可能性があります。

長期的な影響:

生産性の低下: 情報が適切に共有されないと、同じ問題に何度も時間を費やす、過去の失敗を繰り返すなど、全体的な生産性が低下します。

イノベーションの停滞: 新しいアイデアや解決策が共有されず、企業全体の革新性が低下する可能性があります。

企業文化の劣化: ナレッジ共有を促進するオープンな文化が育たないと、組織内でのコミュニケーションが減少し、従業員のモチベーションや満足度が低下する可能性があります。

以上のように、チャットツールの導入が遅れると、企業にとって様々な短期的・長期的な影響が考えられます。しかし、これらの問題を解決するためには、どのようなアプローチが必要なのでしょうか?次の章では、無料のツール探しの問題点と、その解決策について詳しく見ていきましょう。

無料のツールの問題点

無料のツールは魅力的に見えますが、実際には多くのリスクと問題点が隠れています。それでは、詳しく見ていきましょう。

無料ツールの魅力とそのリスク

魅力: まず最初に明らかな魅力は、そのコストです。予算が限られている企業にとって、無料のツールは非常に引きつけられます。

リスク: しかし、無料のツールには多くのリスクが伴います。一つは、セキュリティの問題です。無料ツールはしばしば有料ツールと比べてセキュリティ対策が薄いことがあります。また、機能が制限されていたり、サポートが十分でないこともあります。

なぜ企業が無料ツールを見送るのか

無料のツールに対するこれらの懸念から、多くの企業はその導入を見送ることがあります。特に、敏感な情報を取り扱う企業では、無料のツールのセキュリティリスクは許容できないものとなります。

ナレッジ共有の視点から見た無料ツールの欠点

また、ナレッジ共有の視点から見ると、無料のツールは以下のような欠点を持つことがあります。

機能の制限: 多くの無料ツールは、有料版に比べて機能が制限されています。これにより、情報の整理、検索、共有など、効率的なナレッジ共有を阻害する可能性があります。また、ナレッジ共有には体系的に整理された情報を継続的に蓄積することが必要です。制限された機能の中で始めてしまうと、ナレッジ蓄積の仕方も制限されてしまいます。

スケーラビリティの問題: また、無料のツールは、企業が成長し、ユーザー数が増えたときにスケールする能力が制限されることがあります。

サポートの不足: 無料のツールは、問題が発生したときのサポートが不足していることが多いです。これは、特に技術的な問題や新たな機能の要望などに対応するのに困難を生じます。

以上のように、無料のツールは初期のコストを抑えることができる一方で、長期的な視点から見ると多くの問題点を抱えています。次の章では、これらの問題をどのように克服し、ナレッジ共有の仕組みを効率的に構築する方法について詳しく見ていきましょう。


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ナレッジ共有を効果的に行うためのステップ

ここまでご紹介した問題点を解決する他には以下のようなステップで導入を考えるのが効果的です。

1. 導入に向けた社内コンセンサス

ナレッジ共有ツールの導入には、全てのステークホルダーが理解し、賛同することが重要です。導入を推進するためには、まずその目的とメリット、具体的な活用方法などを明確にすることが求められます。前述の通り導入しない場合のデメリットも含めて共有することで、より効果的にコンセンサスを撮ることが可能になるでしょう。また、利害関係者からのフィードバックを収集し、それを取り入れることで、より良いコンセンサスを形成できます。

2. 適切なツールの選択

ツール選びは極めて重要で、機能性、使いやすさ、セキュリティ、価格等をバランス良く考慮する必要があります。また、スケーラビリティも重要で、会社が成長してもそのツールが対応できるかを確認することが求められます。評価版を試用するなどして、最終的な選択を行います。評価版や無料期間で利用してみるのは重要ですが、前述の通り無料のツールだけに固執してしまうと、継続的な情報、ナレッジの蓄積が成功の鍵である組織のナレッジ共有では致命的な失敗になりかねません。目的を踏まえてしっかりとツールの評価をしましょう。

3. ナレッジ共有の文化の構築

ナレッジ共有の文化を築くためには、経営陣からの明確なメッセージと、具体的な行動が求められます。これにより、情報共有が組織の成功にとって重要であるという認識が従業員に浸透します。また、ナレッジ共有を促進する制度やイベントを設けることも有効です。

4. 情報の整理と管理

情報を整理し管理するための明確なガイドラインとルールが必要です。情報のカテゴライズ、タグ付け、インデックス作成などを通じて、情報の検索性と利用性を向上させます。また、情報の重複や古い情報の削除など、情報の質を管理する体制も重要です。

5. 定期的なレビューとアップデート

ナレッジ共有のシステムは、常に最新の状態に保つ必要があります。定期的なレビューを行い、ツールの機能や情報の質、ユーザーの利用状況などを確認し、必要に応じて改善・更新します。また、ユーザーからのフィードバックを活用し、システムを使いやすく改良します。

このように、具体的なステップとヒントを踏まえることで、企業はナレッジ共有の仕組み化を進め、リスクを回避しながら効率性、生産性、そしてイノベーション力を向上させることが可能です。


今回の記事では、ナレッジ共有の仕組み化を怠ると生じるリスクと、それを回避するためのステップについて解説しました。社内の情報共有が遅れると、業務効率、生産性、イノベーション力などが大きく損なわれる可能性があることを理解しましょう。無料のツールを探すことや、チャットツールの導入を見送ることは、一見コスト削減につながるように見えますが、長期的には組織全体のパフォーマンスに悪影響を及ぼすリスクがあります。

適切なツールの選択、社内のコンセンサス形成、ナレッジ共有文化の構築、情報の整理・管理、そして定期的なレビュー・アップデートなど、具体的なステップを踏むことで、これらのリスクを回避し、社内ナレッジの効率的な共有を実現することが可能です。ナレッジ共有の仕組み化は、企業が競争力を保ち、時代の変化に対応するための重要なステップです。この記事が、その第一歩を踏み出すための参考になれば幸いです。


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