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ビジネスに役立つ"内省"を行う方法・手順と、効果を高めるためのポイント

December 5, 2021

内省とは「自分の考えや行動を深く省みること」

内省とは自分の考えや行動を深く省みることで、自己分析や人材育成の現場などで活用できる概念です。この言葉を聞いたことはあっても、いまいち意味が分からないという人が多いかもしれません。

具体的には、日常あなたが抱く考え方や物事の進め方について、失敗したことと成功したことを客観的に振り返り、同じような事態に直面した時にどのように対応していくかについて未来志向で考えていくことです。

また、内省は社員の自律性の促進や組織としての生産性向上を目的として、人材育成の分野でも注目されています。

"反省"との違い:内省には未来志向の前向きさがあり、反省には自己批判的な意味合いがある

内省と似た言葉で「反省」があります。どのように違うのかを説明しますね。

意味合いは似て非なるものです。

■反省:自分の失敗や誤りに焦点を当て、「なぜそうなってしまったのか」とその理由や原因を分析し、正していくことが目的

■内省:失敗や誤りだけでなく、自分がとった全ての行動や考え方に対して、良い面も悪い面も含めて俯瞰的に見つめ直し、そこから新たな気づきを得て次の行動へ活かしていくことが目的

つまり、内省には未来志向の前向きさがあり、自己批判的な意味合いは含まれません。

内省を行う4つの方法

内省をする方法は、以下の通りです。

1.質の高い「問いかけ」
2.対話型のワークショップ
3.ネクストアクションを考える
4.心にフタをしない

1.質の高い「問いかけ」

内省の質を上げるには建設的でクリエイティブな「良い問いかけ」が大切です。

●仕事上で自分が誇れる点はどこか
●何か一つ変化させるとしたら何をすればいいか
●人間関係を修復するために一つだけ行うとすれば何か
●この仕事に対してどういった気持ちがあるか

これらの自分が頂く感情について問いかけをしていきます。

2.対話型のワークショップ

つづいて、対話型ワークショップの方法です。手順は以下の通り4STEPのプロセスで構成されています。

STEP.1 内省

話し手と聴き手のルールを確認したら内省と気付きを促す質問と対話をします。

直近1週間の出来事を1人3分程度がベストといわれています。

STEP.2 ダイアローグ

テーマに基づいた情報をファシリテーターが紹介します。

すでに前回の開催時に宿題があった場合はそれを発表します。続いて、それぞれの意見や経験、悩みなどを話し合います。ファシリテーターはそれぞれの発言を引き出しながら、自分の感想を参加者に伝えます。

STEP.3 ディープダイブ

ファシリテーターはテーマに関連した議題を提案し、議論を促します。ファシリテーターは答えを出さずに、経験談や理論を提供し、議論が深まるよう導いていくのが大切です。

STEP.4 ラップアップ

ワークショップでの内省や議論から学んだこと、気付き、今後やるべきだと思ったことなどの振り返りメモを作成します。最後に次回のテーマや宿題を発表します。

3.ネクストアクション

行動を計画できても実行しないと意味がありません。大事なのは内省後のネクストアクションを考えることです。

また、行動しない理由には

●忙しい
●時間がない
●計画が良くない

などがあげられます。これらの言い訳によって行動しないとなると、自己成長はできません。

言い訳は反省でも内省でもなく、行動できなかったことを自分に都合のいいように言っているようなものでしょうか。

行動できない言い訳をしているうちに自分自身にネガティブな思考を抱きやすくもなりますので、大切なのは「次の行動に移すこと」を覚えておいてください。

4.心にフタをしない

社会に出て仕事をするようになると、本音と建て前を覚えます。周囲への配慮や忖度で、心にフタをして言葉を選んで話すようになります。

それは悪いことではありません。しかしそれが当たり前になると、本当の心の声を押し殺してしまうようになります。外からは見えないようフタをしている状態なのです。

言い訳はフタの下にある純粋な心を隠す言葉です。言い訳をして自分の弱音を隠してしまえば、本音や本当の思いは隠れたままで、ネガティブスパイラルに陥ります。

心のフタを外して、あなたの本当の気持ちや客観的事実を認識することが大切です。

内省のポイント

次に、内省の効果を上げるためのポイントを3つ紹介します。

ポイント①:感情と切り分けて振り返る

内省では、ありのままの事実を客観的に捉えるということが非常に重要です。

つまり、「起こったこと」と「自分の感情」を切り分けて考えるということです。

例えば、腹が立つ出来事の場合、ついつい他者のせいにしてしまいたくなることもあると思います。しかし、内省ではそういった出来事についてもフラットに事実ベースで振り返っていきましょう。

ポイント②:習慣化する

普段内省を大きく意識していない人でも、何か大きな失敗をした場合などは自然と「何が良くなかったんだろう」と振り返る人は多いのではないでしょうか。

しかし、内省の効果を得るためには、出来事の大小に関わらず振り返りの習慣を持つことが大事です。

できれば毎日することをおすすめします。

ポイント③:未来志向で振り返る

内省の最大の目的は自己成長です。

単に過去のことについて振り返るのではなく、しっかりと自分にベクトルを向けながら「今後どのような行動をすべきか」と未来志向で考えることが大事です。

自分の感情のコントロールが上手くいかず、冷静さに欠ける行動をしてしまった場合は、「人としてもっとこういったことを意識していかなければいけない」と自分を見つめ直すきっかけにもなるでしょう。

自身のスキル不足によって上手くいかなかった場合は、これからどのような能力開発をしていけばよいのか知ることができます。

「自分の成長に向けて優先課題を発見する」

このことを意識して内省に取り組んでみてください。


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注意点は、「内省を目的とした内省にならないようにすること」

内省をする際に注意したいのは、内省を目的とした内省にならないようにすることです。

特に、内省を扱った研修の場合、反省大会になりがちです。そうならないためにも、状況をよく把握して注意して内省をすることが重要です。

内省は個人、組織とも効果・メリットがある

内省の実践は組織・個人の両方にメリットがあります。

個人のメリット

内省が習慣化されると、自分自身への理解が深まるだけではなく、客観的に自分をみることができるようになります。自身の感情や行動をコントロールしていくことの意識が強まるため、あなたの自律性も高まります。

その結果、物事の考え方や仕事への意識、モチベーション向上など、ビジネスマインドに良い影響が及び、自己成長へとつながります。

組織のメリット

人材育成の観点で、組織が率先して社員に内省を身につけさせる習慣を促進させることは大きな意味があります。

社員一人ひとりの自律性が高まり、各々が主体的に業務改善に取り組んでいくため、チーム全体の力が底上げされ、組織としての生産性が向上します。

さらに、個人が客観的に物事をみる力がつくため、チーム全体を冷静にみることのできるリーダー人材の育成にも役立ちます。


自分を深堀りする内省は、正解がないために難しい概念です。1回取り組んだだけでは、「これで良いのかな?」と疑問に思ってしまうこともあると思います。

そのため、内省は繰り返し行うことに意味があり、その都度自分を深く理解し、他者理解のスキルも身についていきます。

ビジネスにおいても主体的に取り組める人材を育成できるようになるので、ぜひ内省に取り組んでみてください。


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