すべて
Teams
社内情報共有
タレマネ
人材育成
ツール導入ノウハウ
すべて
Teams
社内情報共有
タレマネ
人材育成
ツール導入ノウハウ
Excel
業務効率化

【TeamsとPower Virtual Agents連携】社内FAQを効率化するチャットボット活用方法を解説

August 8, 2024

「問い合わせが多く、自分の業務に集中できない」
「リモートワークになり、今までの情報共有ではカバーできない部分がある」

テレワークなど、ビジネス現場における情報共有や社内問い合わせ(FAQ)に対し、業務効率化の重要性が高まっています。Microsoft TeamsとPower Virtual Agentsの連携によるチャットボット活用は、社内FAQの効率化に非常に有効です。

今回の記事では、TeamsとPower Virtual Agentsを連携し、問い合わせを効率化するチャットボットについて詳しく解説します。Power Virtual Agents連携により、Teamsのメリットを活かしつつ、業務効率を大幅に向上させられるでしょう。

Power Virtual Agentsとは「AIチャットボットを簡単にカスタマイズ作成できるツール」

Power Virtual Agentsは、Microsoft提供のAIチャットボットを簡単にカスタマイズ作成できるツールです。コーディング不要な簡単操作のため、プログラミングの知識なしにチャットボットを作成・運用できます。

主な機能を以下にまとめました。

  • 質問を理解し、適切な回答をライブチャット表示
  • 会話の流れに応じて、適切なトピックに誘導
  • チャットボットの利用状況を分析
  • Microsoftツールと連携可能

ワークフロー申請や社内のファイルアクセス手順など、よくある質問に自動対応することで、社内FAQの負担を軽減可能です。短期間でのチャットボット導入や、社内FAQの効率化を検討するビジネス現場に対応しています。

Power Virtual Agentsのバージョン比較

Power Virtual Agentsは、契約プランおよびアプリによって機能が異なります。会話型AIインターフェースを提供するMicrosoft Copilot Studioの一部であり、Microsoftの契約プランの確認が必要です。

ビジネスでTeamsをお使いの場合は、Teamsから個別アプリをインストールすることで、機能が簡単に使えます。個別契約の場合は、60日間の無料トライアルで、チャットボット数2体までの基本的な機能確認が可能です。

また、Teams連携アプリ版とWebアプリ版での特徴を、以下にまとめました。

Power Virtual Agents導入のメリット

Teamsを日常使用している場合、Power Virtual Agentsのメリットを効果的に活用できます。Power Virtual Agentsの導入メリットは、以下です。

  • コスト削減
  • 業務効率化
  • 情報共有

繰り返しの社内FAQ対応の自動チャットボット化により、担当者のオペレーションコストを削減できます。問い合わせ件数が少なくなることで、問い合わせ対応時間の短縮と負担軽減で、本来の業務に集中でき、非常に効率的です。また、問い合わせ側も、24時間対応可能なAIチャットボットにより、時間を気にすることなく迅速に回答を得られます。

さらに、社内での共通資料やマニュアルをチャットボットで検索でき、最新の情報にアクセス可能な点もメリットの一つです。

Power Virtual Agents導入のポイント

Teamsにチャットボットを導入する際には、以下のポイントが重要です。

  • 問い合わせ範囲の明確化
  • 質問と回答内容の洗い出し
  • 定期的なメンテナンスと改善
  • 運用サポート
  • セキュリティの再確認

まず、チャットボットで対応する問い合わせ範囲を明確に設定することが重要です。問い合わせ範囲が確定したら、チャットボットに登録する問い合わせ内容(質問と回答)を用意しましょう。

問い合わせ内容は、機密性を重視しながら、直感的に理解できるようなわかりやすい内容が望ましいです。また、常に提供する情報が最新となるよう、定期的なメンテナンスや改善についても考える必要があります。社内でのチャットボットの使い方のレクチャーなど、運用サポートも検討しましょう。

TeamsとPower Virtual Agents連携するメリット

TeamsにPower Virtual Agentsを連携することで、以下のメリットが期待できます。

  • Teamsアプリ内での一元管理が可能
  • Teamsの通知機能を共通利用
  • Teamsのスマホアプリから対応可能

TeamsのチャットからPower Virtual Agentsのチャットボットを利用できる点が大きな魅力です。チャットボットとのやり取りを、チームのチャットでまとめられるため、振り返りやチームメンバーとの情報共有もできます。

また、Teamsアプリ内で作業できるため、アプリを複数起動することなく一元管理できる点も、管理者としてのメリットの一つです。

TeamsとPower Virtual Agentsの連携手順

まずは、連携手順としてTeamsにPower Virtual Agentsのインストールから始めるため、Teamsの用意が必要です。Teamsを利用するには、Microsoft 365 Business Standard以上を契約する必要があります。すでにTeamsを利用している場合は、次の手順にいきましょう。

これから契約する場合、プランによって異なる機能制限があるため、問い合わせの件数や内容に応じて適切なプランを選んでください。

また、チームにアプリを追加する必要があるため、管理者権限が必要です。以下の手順を始める前に、ライセンスとアカウント権限を確認しましょう。

Power Virtual Agentsのインストール

TeamsにPower Virtual Agentsアプリをインストールする手順について、以下から説明します。

  1. 新規アプリを追加するために左メニューの「+」(アプリ)を選択

  1. アプリ検索欄に「Power Virtual Agents」を入力し、検索結果からPower Virtual Agentsを選択
  2. 「追加」ボタンをクリック

  1. 表示内容を確認し、「追加」ボタンをクリック

  1. Power Virtual AgentsをTeamsアプリに表示

Power Virtual Agentsのインストールが完了しました。

Power Virtual Agentsの導入準備

次に、Power Virtual Agentsを導入するにあたり、連携するチームを設定します。

どのチームにPower Virtual Agentsを連携するか決め、予めチームを作成しておきましょう。

  1. 「今すぐ始める」ボタンをクリック

  1. チャットボットを作成するチームを指定 

  1. チームを指定し、「続行します」を選択

  1. 「閉じる」をクリック

準備が完了したら、Teamsのアクティビティに下記のような通知が入ります。

Power Virtual Agentsでチャットボットを作成する準備が整いました。


※researcHR(リサーチャー)は、Teamsに追加するだけでAIが自動でチームの「誰が・何を知っているか」を集約・共有するアプリです。AIを活用した社内情報の活用や、業務効率化をご検討の方は、ぜひお問い合わせください。


Power Virtual Agentsでチャットボットを作成する手順

ここから、Power Virtual Agentsによるチャットボットの作成手順の解説です。準備のできたPower Virtual Agentsは、アクティビティの通知をクリックすれば表示されます。

Power Virtual Agentsのアイコンを右クリックをして、画像のように左メニューにピン留めすると、編集時に便利です。

Power Virtual Agentsのチャットボット作成

チャットボット作成手順を以下から解説します。

  1. 「コパイロット」タブを選択

  1. 名前と言語を任意設定し、「作成」ボタンをクリック

  1. 設定した名前のチャットボットの完成

Teamsを終了したり、他のページに移動しても、ピン留めしたPower Virtual Agents>コパイロットタブから作業を続けられます。

チャットボットの問い合わせ設定

次に、チャットボットの基本設定として、自動対応する問い合わせ内容と回答などのFAQの作成方法の解説です。

それらを「トピック」といい、左メニューの吹き出しタブにまとめられています。

それでは、トピックの作成方法を解説します。

  1. トピックに移動し、「+新しいトピック」>「最初から」を選択

  1. フレーズを追加

フレーズとは、問い合わせ内容のキーワードです。

例えば、休暇申請などのワークフローについて問い合わせ内容を作成したい場合は、フレーズは「休暇申請」「有給休暇」が考えられます。

  1. フレーズを入力して「+」を選択すると、ページ中央のトリガーフレーズに追加

  1. 社内からの問い合わせがあった想定で、フレーズに対するメッセージを入力

  1. 「ノードの追加」で、メッセージに対する問い合わせアクションを下記から設定

  1. フレーズに関する詳細な質問を作成し、問い合わせ内容の条件を作成(条件を追加する)

  1. 条件に対してメッセージを追加

  1. 問い合わせの終了を設定し、右上の「保存」をクリックして一連の会話の流れを保存

  1. トピックタイトルは「i」(詳細)から編集可能

問い合わせがあった場合の会話の内容や分岐を洗い出しておくと、設定作業がスムーズになります。

サンプルが用意されているため、トピックの設定内容がわからない場合は参考にすることもおすすめです。

「ありがとうございます」のトピックをクリックすると、以下の会話の流れが想定できます。

チャットボットの公開設定

チャットボットの問い合わせ内容を作成したら、公開方法の解説をします。

  1. 左メニューから公開ページのアイコンを選択し、「公開」を選択

チャットボットを作成したチームに、チャットボットが公開されます。

  1. Teamsで作成したチャットボットを確認するため、「Teamsでコパイロットを開く」を選択

  1. 「追加」ボタンをクリックし、作成したチャットボットを追加

  1. 追加したチャットボットを表示

  1. 追加したトピックのフレーズをメッセージ欄に入力すると、質問や条件を表示

このように、Power Virtual Agentsのチャットボットによる社内FAQの自動化が実現できます。他のチームメンバーが使用する際には、以下の「可用性のオプション」からリンクをコピーし、メンバーに共有してください。メンバーは、受け取ったURLからチャットボットをTeamsに追加することで、チャットボットを利用できます。

Power Virtual Agentsの便利機能

Power Virtual Agentsの便利機能として、分析機能があります。

分析メニューを選択すると、期間を指定してチャットボットの利用分析が可能です。

セッションや解決率など、標準的な分析が行えるため、活用してみてはいかがでしょうか。

まとめ:Power Virtual Agentsを導入しよう!

TeamsとPower Virtual Agentsの連携は、社内FAQの効率化に非常に有効です。

導入前に問い合わせ内容の以下のポイントと手順を参考に、チャットボットを作成してみてください。

  • 問い合わせ範囲の明確化
  • 質問と回答内容の洗い出し
  • 定期的なメンテナンスと改善
  • 運用サポート
  • セキュリティの再確認

また、システムの使い方や問い合わせの仕方をレクチャーすることで、スムーズなチャットボット導入と運用ができます。単純な社内FAQ時間の短縮と自動化で、業務の効率化を図りましょう。


本記事はKBE(株)がresearcHR(リサーチャー)を提供する過程で蓄積された、現場の声やノウハウ・事例をもとに作成しております。

【Teamsに追加して使える】社内ナレッジ共有ツール
researcHR(リサーチャー)
チームの「誰が・何を知ってるか」を集約・共有

✅ナレッジ共有、属人化の解消
社内問い合わせの効率化
新人・異動者のフォローアップ
にお困りの際はぜひご相談ください。

researcHR(リサーチャー)について無料デモを見る

また、KBE(株)では、Teamsの運用・利活用コンサルティングを行っております。
企業やチームに最適のTeams運用方法を設計します。初回のご相談無料ですので、ぜひ一度お試しください。

Teams運用・利活用コンサルティングについて

Teams活用お役立ち資料集(無料配布中)

おすすめ記事

◆【マネージャー向け】Teamsお役立ち資料(※無料配布中)

KBE株式会社が、ナレッジ共有TeamsアプリresearcHRを提供する過程で蓄積された、様々な企業のTeamsアプリ活用事例をお伝えします。

◆Teamsの基本ガイド

Teams/Slack活用事例

KBE株式会社では、ナレッジ共有TeamsアプリresearcHRを提供しています。(Microsoft公式ソリューション、日経新聞に掲載)

その過程で蓄積された様々な企業のTeams/Slack運用事例をお伝えします。

資料請求(無料)

Teams/Slack+AI活用事例集

Teams/Slack利用企業の「活用事例集」を無料でご提供いたします。

無料ダウンロード

コンディション
分析・レポート サービス

researcHRは、Teamsに追加するだけで、
メンバーの「誰が・何を知っているか」を自動で収集し、
回答をAIが自動でポジティブ・ネガティブチェックすることで、自然なデータを算出。

さらに、算出されたデータから「要注視」ポイントをレポートでお渡しします。

サービスページ

新着コラム

Teams運用ガイドライン
作成サービス

Teams運用・利活用
コンサルティング

Teams運用・利活用コンサルティングでは、
researcHRを提供する過程で蓄積された様々な企業のTeams活用事例をお伝えします。
また、導入前段階における「Teamsの基本的な使い方」「活用方法」への支援実績も多く、企業やチームに最適の運用方法を設計します。
初回のご相談無料ですので、ぜひ一度お試しください。

お問い合わせサービス詳細

Teams/Slack活用事例

Teams/Slack利用企業の「活用事例集」を無料でご提供いたします。

Teamsを活用した
マネジメント事例集

資料請求(無料)

Slackを活用した
マネジメント事例集

資料請求(無料)
ブログ トップページ

researcHR(リサーチャー)

Teams/Slackに追加するだけで
「誰が・何を知っているか」を集約・共有する人事AIアシスタント

Teamsアプリを活用した
「誰が何を知っているか」の集約・共有 事例集

※Teamsアプリを活用したノウフーの事例を、
わかりやすくご紹介します。

資料をメールで受け取る
Copyright © 2020 researcHR. All rights reserved.
Teamsアプリを活用したマネジメント事例集

“Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit. Suspendisse tincidunt sagittis eros. Quisque quis euismod lorem.”

Author Name

Co-Founder and CEO of Company

お役立ち資料(無料配布中)

お役立ち資料(無料配布中)

Teams/Slackを活用事例集
マネジメントプラン紹介資料
ダウンロード
Teams/Slackを活用した
マネジメントTIPS集

Teamsアプリを活用したマネジメント事例集

KBE株式会社が、ナレッジ共有TeamsアプリresearcHRを提供する過程で蓄積された、様々な企業の「Teamsアプリを活用したマネジメントの事例やTIPS」をお伝えします。

「マネジメント」お役立ち資料一覧

「researcHR」サービス紹介資料

「マネジメント」お役立ち資料一覧

「researcHR」サービス紹介資料

Teamsに追加して使える

ナレッジ共有ツール researcHR(リサーチャー)

researcHRをTeams/Slackに追加するだけで、AIがメンバーの状況を収集するため、業務の状況やナレッジが自動で蓄積されます。

既存のナレッジ共有ツールやシステムで、「ログインされない」「データ入力/更新されない」「検索・活用できない」といった悩みを抱える方は、ぜひお問い合わせください。

researcHRについての資料をメールで受け取るTeams/Slackを活用事例集
マネジメントプラン紹介資料
ダウンロード
Teams/Slackを活用した
マネジメントTIPS集

researcHRのパッケージ一覧

若手・異動者 オンボーディング

新入社員や異動者の受け入れ、早期戦力化なら。週報やメンター制度の置き換えにも

問い合わせ管理

社内問い合わせの一元管理、効率化なら。履歴データを蓄積してナレッジ化、属人化解消にも

営業力強化

営業事例、提案資料等の集約なら。若手-ベテラン間、拠点間の格差解消にも

工数管理

工数管理・見える化なら。週報やExcelの集計、BIツールからの置き換えにも

Teamsに追加して使える

ナレッジ共有ツール
researcHR(リサーチャー)

✅ナレッジ共有、属人化の解消
社内問い合わせの効率化
新人・異動者のフォローアップ
にお困りの際はぜひご相談ください。

researcHRをTeams/Slackに追加するだけで、AIがメンバーの状況を収集するため、業務の状況やナレッジが自動で蓄積されます。

既存のナレッジ共有ツールやシステムで、「ログインされない」「データ入力/更新されない」「検索・活用できない」といった悩みを抱える方は、ぜひお問い合わせください。

researcHRについての資料をメールで受け取るTeams/Slackを活用事例集
マネジメントプラン紹介資料
ダウンロード
Teams/Slackを活用した
マネジメントTIPS集

※KBE株式会社が、ナレッジ共有TeamsアプリresearcHRを提供する過程で蓄積された、
様々な企業のTeams/Slack運用事例をお伝えします。

【すぐわかるresearcHR資料セット】
※researcHRをはじめて知っていただく方に向けて、わかりやすく基本機能や活用シーンをご紹介します。