録画したTeams会議はトリミングや字幕の挿入等、編集することができます。動画の編集はMicrosoft が提供している機能を利用します。動画の編集はStream(SharePoint)ではできないためStream(クラシック)で行います。しかし、管理しているMicrosoftアカウントの権限によってはStream(クラシック)の利用ができないため、今回の記事では「Clipchamp」と呼ばれるMicrosoftアプリを利用して動画の編集を行います。
Clipchampはブラウザ上で動画を編集できる動画管理ツールアプリです。Clipchamp上に編集したい動画をアップロードし画面上を操作するだけで動画編集ができる便利なツールです。
Clipchampへアクセスするにはブラウザから以下URLにアクセスします。
▼ClipchampのURL
https://www.microsoft365.com/launch/clipchamp
上記URLにアクセスすると以下のような画面が表示されます。Clipchampに編集したい動画をプロジェクトとして作成する画面となります。編集したい動画のプロジェクトを作成するには新規作成にある「空のビデオ」をクリックします。
次項から動画の編集方法について具体的に解説します。
動画のトリミング等、編集作業をClipchampで行いたい場合は、初めに先ほど触れた「空のビデオ」をクリックします。
Clipchampの動画編集画面が以下のように表示されます。この画面が動画を編集するための管理画面となります。
Teams会議の動画をClipchampにアップするため、「メディアのインポート」の右にあるプルダウン>「OneDrive」の順にクリックします。
Teams会議の録画データは「自分のファイル」>「レコーディング」フォルダ配下にあります。編集したいTeams会議のファイルを選択し右下にある「選択」をクリックします。
動画のアップロードが完了するとClipchampの左側に動画が表示されます。その後、その動画を下にドラッグ&ドロップします。
Clipchampへの動画アップロードが完了しました。
※researcHR(リサーチャー)は、Teams/Slackに追加するだけでチームの「誰が・何を知っているか」を集約・共有するアプリです。
ここではClipchampを用いてトリミングや字幕を付ける方法について解説します。いずれも画面を操作するだけで編集することができます。
動画の一部を切り取って編集することをトリミングと言います。ここでは動画の一部の尺を切り取って全体の尺を短くする方法について解説します。
例として35秒ある尺のうち16秒から20秒までの尺を削除してみます。16秒の箇所をダブルクリックします。
左上にあるスプリットマークをクリックします。
20秒の箇所をダブルクリックします。
スプリットマークをクリックします。これで16秒から20秒までの尺が全体の尺から分離されました。
削除アイコンをクリックすると16秒から20秒の尺のみが削除されます。
後ろの尺を左側にドラックし前の尺にくっつけます。
以上でトリミングの作業が完了します。
ここでは動画に字幕を付ける方法について解説します。
「テキストを追加」という箇所をクリックします。
左上に「テキスト」と表示されますので、そこにある「+」をクリックします。
①で字幕を入れる尺の箇所を指定し、②で字幕内容と字幕を表示させる位置を指定します。
テキストはフォントの種類やサイズを自由に設定することができます。
動画の編集が完了した後は保存します。右上にある「エクスポート」をクリックします。
任意のファイル名を記載し「エクスポート」ボタンを押すとOneDriveに動画がアップロードされOneDrive上に編集した動画が保存されます。
Clipchampは今回の記事でご紹介したトリミングや字幕以外にも、フェード、フィルター、速度、明るさ等、様々な編集を行うことが可能です。追加料金なしでClipchampの利用が可能ですので、Teams会議を編集する際はClipchampを是非活用してみてください。
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