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業務効率化

Googleフォーム活用した「業務日報」のつくり方

June 14, 2024

業務日報はビジネスにおいて非常に重要な役割を果たします。社員が毎日の業務内容を記録し、上司やチームメンバーと情報を共有することで、プロジェクトの進行状況を把握しやすくなり、問題点を早期に発見して対策を講じることができます。しかし、紙ベースや単なるスプレッドシートでの管理は手間がかかり、効率的とは言えません。

ここでGoogleフォームの活用が非常に有効です。Googleフォームは無料で利用でき、簡単に使い始めることができます。また、クラウドベースであるため、どこからでもアクセス可能で、リアルタイムで情報を共有できます。さらに、Googleスプレッドシートとの連携により、データの管理や分析も容易に行えます。

今回の記事では、Googleフォームを使って効率的な業務日報を作成する方法について詳しく解説します。基本的なフォームの作成方法から、デザインのカスタマイズ、データの共有方法、実際の活用例まで、ステップバイステップで説明していきます。これにより、あなたのチームがより効果的にコミュニケーションを図り、業務の効率化を実現できるでしょう。

Googleフォームの基本設定

Googleフォームを使って業務日報を作成するためには、まず基本設定を理解することが重要です。以下は、Googleフォームの作成方法と、日報に必要な質問項目の設定について詳しく解説します。

フォームの作成方法
1.Googleアカウントにログイン

Googleフォームを利用するには、Googleアカウントが必要です。まずはアカウントにログインしましょう。

2.Googleフォームのサイトにアクセス

Googleドライブから「新規作成」メニューを選択し、「Googleフォーム」を選びます。または、直接Googleフォームのサイトにアクセスします。

3.新しいフォームの作成

「空白のフォーム」を選択して、新しいフォームの作成を開始します。フォームのタイトルと説明を入力します。タイトルには「業務日報」と入力し、説明には日報の目的や利用方法を簡潔に記載しましょう。

必要な質問項目の設定

業務日報に必要な情報を効率的に収集するために、以下のような質問項目を設定します。

1.日付

自動的に日付が入力されるように「日付」タイプの質問を追加します。これにより、毎日の日報が正確に記録されます。

2.担当者名

「短文回答」タイプの質問を使用し、担当者名を入力できるフィールドを作成します。

3.業務内容

「段落」タイプの質問を追加し、担当者がその日に行った具体的な業務内容を詳細に記録できるようにします。

4.進捗状況

「複数選択」や「チェックボックス」タイプの質問を使用して、進捗状況(完了、進行中、未着手など)を選択できるようにします。

5.問題点・課題

「段落」タイプの質問を追加し、担当者が業務中に直面した問題点や課題を記録できるフィールドを設けます。

6.コメントやフィードバック

「段落」タイプの質問を使用し、自由記述でコメントやフィードバックを入力できるフィールドを追加します。

これらの質問項目を設定することで、業務日報の情報が網羅的かつ効率的に収集できます。

カスタマイズとデザイン

Googleフォームは、シンプルなインターフェースを持ちながら、細部にわたるカスタマイズが可能です。これにより、業務日報を会社のブランドや業務内容に合わせてデザインできます。以下は、Googleフォームのカスタマイズとデザインの手順です。

テーマの選択とデザインのカスタマイズ
テーマの選択

Googleフォームには複数のテーマが用意されています。フォームの上部にある「テーマをカスタマイズ」ボタンをクリックして、好みのテーマを選択します。テーマによって背景色やフォントが変更され、フォームの見た目が一新されます。

デザインのカスタマイズ

背景色とフォント: テーマを選んだ後、背景色やフォントスタイルをさらにカスタマイズできます。会社のブランドカラーやフォントに合わせて変更すると、一貫性のあるデザインが実現できます。

ロゴや画像の追加: 「ヘッダー画像を選択」から会社のロゴや関連する画像をアップロードし、フォームの上部に表示させることができます。これにより、フォームがよりプロフェッショナルな印象を与えます。

フォームのプレビューとテスト
プレビュー

フォームを作成した後、「プレビュー」ボタンをクリックして、実際の表示がどのようになるか確認します。プレビューでは、フォームがユーザーにどのように見えるかをチェックできます。

テスト

プレビュー中に実際にフォームを記入してみて、全ての質問項目が適切に機能しているか、回答の入力がスムーズかどうかを確認します。テストによって、フォームの使いやすさや視認性を確かめ、必要に応じて調整します。

Googleフォームのカスタマイズとデザインにより、業務日報が視覚的に魅力的で、使いやすいものになります。次に、フォームの共有方法とアクセス管理について解説します。

共有方法とアクセス管理

Googleフォームを使った業務日報の最大の利点の一つは、その共有のしやすさです。適切な共有方法とアクセス管理を設定することで、誰でも簡単にフォームにアクセスし、必要な情報を入力できるようになります。以下では、Googleフォームの共有方法とアクセス管理について詳しく解説します。

リンクの作成と共有
リンクの作成

フォームの上部にある「送信」ボタンをクリックします。送信オプションの中に「リンク」というアイコンが表示されるので、それを選択します。リンクを短縮するオプションもあるので、必要に応じてチェックします。

共有の方法

メールで共有: 作成したリンクをメールで送信する方法が一般的です。「送信」ボタンをクリックし、「メール」タブを選択して、宛先のメールアドレスを入力します。必要に応じて、件名やメッセージも追加できます。

直接リンクを共有: 短縮リンクをコピーし、チャットツールやプロジェクト管理ツールなどを通じて共有することもできます。これにより、チームメンバーが簡単にアクセスできます。

アクセス権限の設定
一般公開

誰でもリンクを知っている人がアクセスできる設定にすることで、アクセスのハードルを下げることができます。ただし、この設定は、機密情報を含む場合には適さないことがあります。

特定のユーザーに限定

フォームのアクセスを特定のGoogleアカウントを持つユーザーに限定することができます。「フォーム設定」から「特定のユーザーに制限」オプションを選択し、メールアドレスを指定します。

組織内のユーザーのみ

Google Workspaceを使用している場合、組織内のユーザーにのみアクセスを許可する設定が可能です。これにより、外部の第三者がフォームにアクセスすることを防ぎます。

回答の通知設定
通知メールの設定

フォームの設定で、回答が送信されるたびに通知メールを受け取るように設定できます。これにより、日報の提出状況をリアルタイムで把握できます。

スプレッドシートとの連携

回答結果を自動的にGoogleスプレッドシートに保存することで、データの管理が容易になります。スプレッドシートをチェックすることで、すべての回答を一目で確認できます。

Googleフォームの共有とアクセス管理を適切に設定することで、業務日報の提出と管理がスムーズに行えるようになります。次に、データの収集と分析方法について詳しく解説します。


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データの収集と分析

Googleフォームを使って収集した業務日報のデータを効率的に管理し、分析する方法を紹介します。

回答の収集方法
リアルタイムでのデータ収集

フォームへの回答はリアルタイムでGoogleフォームの管理画面に表示されます。これにより、各従業員の業務内容をすぐに確認できます。

スプレッドシートとの連携

回答結果をGoogleスプレッドシートに自動で保存する設定が可能です。フォームの設定画面で「スプレッドシートにリンク」オプションを選択します。これにより、すべての回答が整理されて記録され、後から簡単に確認できます。

データ分析の方法
基本的な分析

スプレッドシートに保存されたデータを使って、業務日報の内容を整理し、各項目ごとに進捗状況を確認できます。フィルタ機能を使うと特定の期間や担当者のデータを抽出することができます。

グラフの作成

スプレッドシート内で収集したデータを基にグラフやチャートを作成し、視覚的にデータを分析します。これにより、進捗状況や問題点を一目で把握できます。

自動化ツールの活用

Googleスプレッドシートには「Google Apps Script」を使って自動化する機能があります。例えば、特定の条件が満たされたときに自動的に通知を送信するスクリプトを設定することができます。

データの収集と分析を効率的に行うことで、業務の進捗を正確に把握し、改善点を見つけ出すことができます。


今回の記事では、Googleフォームを活用した業務日報の作成方法について詳しく解説しました。Googleフォームを使うことで、簡単に日報を作成し、リアルタイムでデータを収集・共有することができます。基本設定からデザインのカスタマイズ、共有方法、アクセス管理、データの収集と分析まで、一連の手順をステップバイステップで紹介しました。これにより、業務の進捗状況を把握しやすくなり、効率的な業務管理が可能になります。この方法を活用し、是非皆様の業務改善に役立ててください。


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